2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

バベルの図書館

ボルヘスの「バベルの図書館」に捧ぐオマージュ。わかりやすいし、なかなか上手く咀嚼できている。 →http://homepage3.nifty.com/neo-devils-force/project.htm ページめくりはマウスオーバーです。 妙に重いのは、JavaScriptのせいかな?

マーク・デーヴィドソン「越境する巨人 ベルタランフィ 一般システム論入門」

そろそろ一般システム論入門とかに手を出してみたいお年頃。といっても「G・S・T! G・S・T!」とか言ってみたいだけ、ってわけでもない。 そこで本家本元のベルタランフィ「一般システム論」を読み始めようと思ったら、数式だの化学用語だのが連打さ…

阿曽山大噴火「裁判狂時代」

デザインフェスタの大川興業のブースで、ついつい調子に乗せられて買ってしまった本。 阿曽山大噴火のトークはポッドキャストでいつも聞いているのだけど、本書は口語体で書かれているので、ほとんど喋っているのを聞いてるのと変わりない。なので、ゆるーく…

デザインフェスタ

郁乎さんを誘ってデザインフェスタへ。 とりあえず駕籠真太郎のブースへ行こう!と意気揚々と散策を始めたものの見つからず。パンフレットとにらめっこしたところ駕籠センセーは翌日の日曜だけの出展だった、ブログにもしっかり書いてあったのに……orz お金を…

原美術館「ヘンリー・ダーガー 少女たちの戦いの物語」

アウトサイダー・アートの中でも最も名前が知られている作家。日本ではかなり人気があるらしい。可愛らしい少女達が悪い大人たちと闘うという戦闘美少女の構図が、日本の風土にマッチしているのだろうか。 今回の展示は血みどろグロテスクなものはかなり控え…

濱岡稔「ひまわり探偵局」

濱岡稔の本は、恐らく完全自費出版であろう「さよならゲーム」に惚れ込んでいらい、全部買っている。「ひまわり探偵局」がとうに発売されているのに気づかなかったので、購入しました。 ひまわり探偵局posted with amazlet on 07.05.24浜岡稔 文芸社 (2006/0…

黒沢清「映画はおそろしい」

「映画は恐ろしい」に始まり「地獄の11人」など、まがまがしい章題が続く「恐ろしい」をキーワードにした批評集。最後には「人間なんか怖くない」とオチもつく。当たり前のことであるが、主題となるのはもちろん映画である。これは他の著作でも語られいる…

ヴィクトル・ペレーヴィン「虫の生活」

主人公達はみな人間の生活を営んでいると同時に虫でもある。普通に人間の名前だし、文化でありながらも虫なのである。 虫だから当然小さな体なのかと思いきや、必ずしもそういうわけでもない。どうやら虫になったり人間になったり、常に人間と虫との端境を行…

母の日プレゼント

母の日ということで、Battlesの「Mirrored」とVenetian Snares「Hospitality」を贈りました。 Mirroredposted with amazlet on 07.05.14Battles Warp (2007/05/14)ASIN:B000OLHGBQAmazon.co.jp で詳細を見るHospitalityposted with amazlet on 07.05.14Venet…

ジョン・スラデック「遊星よりの昆虫軍X 」

原題は「BUGS」、ようするにプログラムのバグのことである。 純文学作家の主人公が、人違い&勘違いでコンピュータ会社に就職してしまう。技術的な会話は適当に受け流してはみたものの、翌日からAIロボットのプログラムと格闘するハメに。という、どたばた…

野間俊一「身体の哲学」

グロデックのエスの思想をベースに置きながら、ハイマートというキーワードで身体と精神の関係を読み解いてゆくという本。グロデックはフロイトの考えに共感しながらも独自の理論を展開した人である。 フロイトは抑圧された無意識を含んだ精神の深部をエスと…

黒沢清「黒沢清の映画術」

いわずと知れた黒沢清監督が、インタビュー形式で子供時代から現代までを語るという自伝的内容。黒沢清「映像のカリスマ」 - モナドの方へで見られた面白さはそのままに、その語り口は軽妙でとっても読みやすい。 本なんか全然読んでないとか言ってるわりに…