阿曽山大噴火「裁判狂時代」

デザインフェスタ大川興業のブースで、ついつい調子に乗せられて買ってしまった本。
阿曽山大噴火トークポッドキャストでいつも聞いているのだけど、本書は口語体で書かれているので、ほとんど喋っているのを聞いてるのと変わりない。なので、ゆるーく楽しめる感じに仕上がっている。

おなじみのおもしろ裁判はもとより、裁判傍聴を続けていないとわからないようなトリビアが満載である。
実用的なのが、裁判員制度のデメリット、つまりその罰則規定の詳細が列挙されているところだ。
秘密の漏洩だけでなく、質問票に虚偽を記載したり、無断欠席など、さまざまなシーンに罰金や懲役などの規定が設けられている。

裁判員制度は2009年に始まるので、本書に限らず何かしら法廷の情報を入手しておく必要があるだろう。もはや裁判に参加するのは国民の義務なのだ。