第二十九回文学フリマ東京『推理の重』に寄稿しました

@juliu__s主催のミステリ長編(というか中編?)集『推理の重』に『疫病流行』という本格ミステリを寄稿しました。

あらすじとしては

十七世紀末のロンドン。疫病が猖獗を極め、人々はその死神の鎌に怯える日々を過ごしていた。疫病被害の資料を集めているダニエルのもとに、自警団から殺人事件の調査の依頼が入る。ダニエルとその助手とゲイブが目にしたのは、ドラゴンに食い殺された男の異様な死体であった。疫病が日々数千人の命を奪っていく地獄の中で、なぜ男は殺されなくてはならなかったのか? それともドラゴンが実在するとでもいうのだろうか?

という感じです。

ネタバレというほどではないですが、主人公は誰でも知ってるあの人だったり、その人に関するネタがところどころに仕込まれています。

英文学に詳しい人ならタイトルだけでおおよそ想像はつくかと思います。

ちゃんとロジックをつめた本格ミステリは久しぶりだったのと、疫病関係の資料の読み込みも含めて3ヶ月ほど苦しむことに。おかげで昔から書きたいと思っていた、疫病流行下での殺人事件というネタを消化できたので、肩の荷が降りた感じです。

 

『推理の重』の頒布情報と他収録作の情報は以下より。

blog.livedoor.jp

blog.livedoor.jp