2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ヤン・シュヴァンクマイエル「ルナシー」 - モナドの方へがDVD化。シュヴァンクマイエルのDVDは全部揃えてえているんだけど、すっかり忘れてて今頃購入。もう一枚「シュヴァンクマイエルのキメラ的世界」たのんでいるんだけど、そっちはまだ届かず。 それとA…
「ゴルトベルク変奏曲」を意識して聞いたのは、ホフスタッターの「ゲーデル・エッシャー・バッハ」を読んだ後だった。そこで書かれていたように、計算され尽くしたテクニカルなメロディーは何度聞いても味わい深いものがある。最近では「時をかける少女」で…
ブッツァーティ「神を見た犬」 - モナドの方へでブッツァーティに見事はまったので、とりあえず全部読んでみるかということで、少しずつ攻略してゆくことにした。本書も短編集ということで「神を見た犬」といくつか作品がかぶっている。 石の幻影 本書の半分…
ある意味、タイトル通りのカオスな仕上がり。Lunaticが青白い狂気とするなら、Insanityは極彩色の狂気になるだろうか。過去と未来、和洋中、ポップとクラシカル、すべてごちゃ混ぜにしたような雰囲気になっている。一回聞いただけだとメドレーを聞いているん…
夜空はなぜ暗いのか? 何言ってるんだお前は、と思われるかも知れない。 だがよく考えてみよう。この宇宙に恒星はたくさんあるし、放たれた光は何かに吸収されたとしても、いずれ放出される。そうすると夜でも真昼のように輝いていたっていいはずだ。そう言…
四方田犬彦と、東大での師匠である由良君美との関係を描いた伝記的論評。 由良君美と言ってもピンとこない人もいるかもしれないが、デコンストラクションに脱構築という訳語を当てた人物と聞けば、足を向けて寝られない人も大勢いるはずだ。その門下生も四方…
ラカンの理論といえば難解で知られている。それを映画や小説を通じて、わかりやすく入門しましょうというのが本書の趣旨だ。本書は、まず理論ありきで、その理論の説明をするために映画や小説などで例証しましょう、という内容ではない。映画や小説を斜めか…