宝野アリカ×小谷真理トークショウ
会場は浅草橋のパラボリカ・ビス。薄闇の中、恋月姫の新作である少年人形が横たわる部屋で行われた。
聖少女領域PV→宝野アリカ自作朗読→対談
という流れで、合計2時間ほどの楽しいイベントだった。
客層も考えてか、小谷真理もあまり小難しい話はせず、専門用語を使わないように気をつけていた様子。後半はインタビューアのような感じでアリカ様から色々聞き出していた。なぜなら司会のはずの今野裕一が途中で寝てたから(笑)
まあ、つっこみが甘いところは自分の脳内で補完。(ディズニーのアリスはいくない→そこでシュヴァンクマイエルだろ!みたいな)
おかげで脳内で3倍くらいに膨らんでしまった。どれが本当に語られたことなのか、よく覚えていない。
とりあえず簡単に要点をまとめておく。
- 夜想、次の回は吸血鬼特集とのこと。ただいま小谷真理の原稿待ち。
- アリカ様のアニメ体験は「リボンの騎士」「ゲゲゲの鬼太郎」「サスケ」。
- とりあえず萩尾望都は基本。萩尾望都も知らない本屋の店員は死んだ方が良い(やや誇張)
- 最近はピッチベンダーで声が簡単にいじれる。でも、そんな文明の力に頼る輩は死んだ方が良い(誇張あり)
- 秋葉原の品のないメイドどもは死んだ方が良い(激しく誇張)
- 片倉センセーはジキルとハイド。普段は優しいのに、音楽のことになると豹変する。
- Ali Projectのライブのレギュラーであるバイオリン二人組は、上半身裸でやってほしい。
- 小谷真理による、ドラッグクイーンが妖精国の王子という設定の小説の話、ドラッグクイーンの文化を研究した文化人類学者の話が面白かった。
- 最近は女のドラッグクイーンもいるらしい。
最後は質問コーナー。小谷真理が宝野アリカを知ったのが数年前というのが気になったので、
「巽孝之さんが書いた本で、Ali Projectがプログレとして紹介されていて、とても腑に落ちたのですが、そのへんの経緯と、プログレにまつわる思い出などがありましたら教えてください」
と、空気を読み切りすぎて逆に全然読めてない質問した。
実は、巽センセーはとうの昔から知っていて紹介したとのこと。そしてアリカ様の初ライブはNovelaだそうです。Novela、自分も結構聞いてます、と切り返せなかったのが残念。
また中学生からの質問「中学生くらいにオススメの本は?」に対して佐々木丸美を推していた。微妙にマニアック。それより小谷真理が佐々木丸美を知らなかったことが意外だった。
なにげに一番笑ったのが、質問がらみで出てきたカラオケネタ。
なにやら最近、綾辻行人がアリプロにドハマリしているらしく。無理矢理に編集者を連れだってはカラオケでアリプロばかりを歌ったり歌わせたりしているらしい。アーヤが「跪いて足をお嘗め」を歌ってるところを、ちょっと想像しちゃったよ。
プログレの名盤にAli ProjectとKircheが入っていたのには意表をつかれた。