上野の森美術館「ダリ回顧展」

初日に行ったのが間違いだったのか、入場まで60分待ちだった。
中に入っても当然、スローベルトコンベアー状態。そのおかげでゆっくりと鑑賞することができたので、それはそれで楽しめた。
とにかくダリは子供の頃から絵が巧い。同時代のマグリットデルヴォーとかに比べると圧倒的に絵が巧い。
それでもどっちが好きかと言われるとマグリットデルヴォーの方に惹かれてしまう、シュルレアリスムという点でも一致しているのにだ。恐らくダリが器用すぎるというのが原因なのかなと思ったりした。

それにしてもダリはもう完全にアーキタイプのひとつとして確立している。特にCGに与えている影響は少なくない。そういう現代との関係を考えながら眺めるのも一興だろう。

展示作品数も多いので、のびのびと見たい方はほとぼりが冷めた頃を見定めてから行くことをオススメする。