今野緒雪「マリア様がみてる―くもりガラスの向こう側」
この巻を飛ばしても何の問題もないくらい、何か進展があるわけではない。
それでも、ちゃんと読める。楽しめる。百人一首や人間双六というきな臭い遊戯に興じたりと、小ネタ満載だ。
引き延ばしだと断じる人もいるようだが、大体こんな巻なんか読まなくてもいいやと思ってる人は、そもそもマリみてなんか読まなきゃいいのである。
マリア様がみてる―くもりガラスの向こう側posted with amazlet on 06.04.08
余談
コバルトプチポエムの審査員が阿部和重ってのが、なんか面白い。
ちなみに入選するポエムも意外と面白い。