今野緒雪「マリア様がみてる―くもりガラスの向こう側」

この巻を飛ばしても何の問題もないくらい、何か進展があるわけではない。
それでも、ちゃんと読める。楽しめる。百人一首や人間双六というきな臭い遊戯に興じたりと、小ネタ満載だ。

引き延ばしだと断じる人もいるようだが、大体こんな巻なんか読まなくてもいいやと思ってる人は、そもそもマリみてなんか読まなきゃいいのである。

余談

コバルトプチポエムの審査員が阿部和重ってのが、なんか面白い。
ちなみに入選するポエムも意外と面白い。