2005-09-01から1ヶ月間の記事一覧

「大人の科学」のプラネタリウム作成

お買い物 その1 - モナドの方へで購入した「大人の科学」の付録、プラネタリウムを作りました。 横目で映画を見ながら作ったので、意外に時間がかかりました。 恒星原板を折り曲げる作業がとても大変です。さっそく投影してみたところ、デフォルトの光源は豆…

ミルチャ・エリアーデ「エリアーデ著作集 第4巻 イメージとシンボル」

神話・宗教学者として有名でありながらも、幻想小説の作家としても有名なエリアーデ、その著作集のうちの一作である。 エリアーデ著作集は13巻まであるが、続きものではなく、それぞれ独立しているので、どれから読んでもかまわない。著作集の中で一番読まれ…

お買い物 その2

リンツのエクセレンス・99%カカオを購入。 某珈琲ショップで買ったのですが「他の商品(70%とか85%とか)を食べたことありますか?」と聞かれました。 脅されたのでビビリながら食べたのですが、これはもうチョコレートじゃないですね。食べた瞬間だけか…

お買い物 その1

「大人の科学」の付録がプラネタリウムということで衝動買いしてしまいました。前からホームスターが欲しいと思っていた矢先だったので、我慢ならず。 なんと売り上げランキング1位!大人の科学マガジン Vol.9 (9)posted with amazlet on 05.09.28大人の科…

リチャード・ファインマン「ファインマンさんベストエッセイ」

言わずと知れたノーベル賞科学者ファインマンのエッセイ集。 ベストと言っても、CDのベスト盤のようなものではなく、ほとんどが初訳のものである。またエッセイ集と言っても、講演やインタビューなども多い。ファインマンのエッセイといえば「ご冗談でしょう…

本だらけ

本が新旧あわせて五冊ばかり届きました。うはうは。 茂木健一郎「脳と仮想」 坂崎乙郎「終末と幻想」(絶版) ヤン・シュヴァンクマイエル「GAUDIA」 グレッグ・イーガン「ディアスポラ」 マイケル・マーシャル・スミス「みんな行ってしまう」 図書館からも…

レオノール・フィニ展

場所は群馬県立近代美術館。Bunkamuraでやっていたものの巡回展である。どんな人かというと…… レオノール・フィニ(1907-1996年)はアルゼンチン人の父とイタリア人の母のあいだに、さらにその先祖にはスペイン、ヴェネツィア、スラヴ、ドイツ、ナポリといった…

小山田二郎展「異形の幻視力」

場所は高崎市立美術館。以前、東京ステーションギャラリーでやっていたものの巡回展である。実は小山田二郎についてはまるで知らなかった。日本におけるシュールレアリスムの画家であり、瀧口修造に見いだされ、海外の真似事でない独自の境地まで行った数少…

飛鳥部勝則「誰のための綾織」

自作の絵と、図像学がらみの絵画うんちくがちりばめられた作品が多い、ミステリ作家もといミステリー作家*1。ここ最近は自作の絵が載っていなかったが、本書は記念すべき十作目ということで復活したそうだ。困ったことに、何か書こうとするとネタバレになっ…

種村季弘「天使と怪物」

種村季弘の対談集。ラインナップは以下の通り。 合田佐和子 宙から堕ちてきた天使 高橋康也 アリスの国へ 瀧口修造 笑い猫夢話 荒俣宏 異貌のルネッサンス 前田常作・矢島文夫 隠された宇宙のロゴス 谷川渥 遍在する怪物 手塚治虫 異界へのロマン 河合隼雄 …

UBUWEBが復活

書こうと思っていて今さらになってしまいましたが、UBUWEBが復活したようです。 →UbuWeb同じ単語が二度と出てこないNever Againやクルト・シュヴィッタースの詩がしこたまアップされている、具象詩や実験文学のサイト。Filmにはブニュエルの「アンダルシアの…

建石修志個展

備忘録にメモされてますが、青木画廊で建石修志の個展をやるようです。 ■建石修志展【2F&Luft】 10/17(mon)〜10/29(sat) 会期中無休 AM10:30〜PM6:30(日曜・AM12:00〜PM6:00) →青木画廊 →本に微睡む、或いは紙に浮かぶ夢

「寺山修司幻想劇集」

寺山修司の戯曲集が手に入れやすい平凡社ライブラリーで復刊しました。脊髄反射で購入。 収録されている戯曲は以下の通り。 レミング――世界の涯まで連れてって 説教節による見世物オペラ 身毒丸 地球空洞説 盲人書簡(上海篇) 疫病流行記 阿呆船 奴婢訓 か…

ダニエル・デフォー「モル・フランダーズ」

「ロビンソン・クルーソー」で有名なデフォーのもうひとつの代表作。実は「ロビンソン・クルーソー」読んでないんです、ごめんなさい。でも「疫病流行記」は読みました。マニアックな方から攻めるタイプ。ストーリーはというと……原題を見てもらえればわかる…

高円寺百景「ANGHERR SHISSPA」

マグマへのオマージュを隠さない、吉田達也率いる高円寺百景の4thアルバム。正統派オペラヴォーカルを加えてよりパワーアップ、幅広い音楽を堪能できる。帯の解説曰く、「高円寺百景」以前に「高円寺」がすでにプログレなのだそうだ。あらゆる古典主義に対抗…

東京に行って参りました

出張の帰りに東京で色々見てきました。 今回は、 東京国立博物館(常設展) 東京国立近代美術館(アジアのキュビスム展) 映画「Nothing」 の三本立てです。

「Nothing」

「CUBE」「カンパニーマン」のヴィンチェンゾ・ナタリ監督最新作。 世界からモノがどんどん消えてゆく! デリートサスペンス! そういうドキドキハラハラする内容に期待する人には、まったくオススメ出来ない内容でした。言いがかりの濡れ衣を着せられ、世界…

東京国立近代美術館(アジアのキュビスム展)

まずはピカソとブラックがお出迎えしてくれる。だがメインはアジアだ。面白いことに、展示空間もキュビスム的に構成されている。個人的にはキュビスムというと、あの独特の暗さが好きなのだが、インドとかインドネシアとかの作品は妙に明るくてどうもなじめ…

東京国立博物館

うーむ、またもや千手観音に見入ってしまった。 前回から一ヶ月程度しか経っていないのに、展示内容もかなり変わっていて、非常に楽しめた。 今回は、東アジア館も回ることができた。中国の石彫怪獣がとてもラブリー。 →東京国立博物館 - コレクション 名品…

ウラジーミル・ナボコフ「青白い炎」

ロリータ新訳おめでとう、ということで手に取った。 詩人ジョン・シェイドが記した「青白い炎」に、彼の友人?でもある文学教授キンボートの注釈が加わってひとつの小説になった実験的な小説である。詩が999行、66ページ*1であるのに対し、注釈がなんと343ペ…

茂木健一郎「「脳」整理法」

「青白い炎」と平行して読んでいたのだが、先に読み終わってしまった。ちょっとアレなタイトル*1なので、買うか買わざるか、どうしようかと思っていたのだが、著者近影に負けて購入。→茂木健一郎 クオリア日記: 「脳」整理法 できる新しい方の千円札にそっく…

また間違えた

9/15の日記は、本当は今日の日記となるはずだったのですが、間違えました。 しかもトラックバックまで打ってるので修正できません。

紅玉言語

Ruby on Railsの記事があったので、「WEB+DB PRESS Vol.28」を買いました。 WEB+DB PRESS Vol.28posted with amazlet at 05.09.13WEB+DB PRESS編集部 技術評論社 (2005/08/25)売り上げランキング: 4,363Amazon.co.jp で詳細を見る 今日のゼロ件 →google:"紅…

トッオリエ

まだナボコフの「青白い炎」を読んでいます。 "T.S.Eliot"を逆から読むと"toilest"(トイレット)になる。と書いてあり、へぇ〜と思ったのですが、スペルが微妙に違うような…… google先生にもしかして: toilets って言われちゃったよ。 →google:toilest

選挙

選挙に行った後は、トゥランガリラ交響曲とKing Crimsonを聞きながらナボコフの「青白い炎」を読んでました。 今は選挙速報を眺めながら、だらだらしてます。……今日の日経で池内紀が宮田光雄「ナチ・ドイツと言語」の論評、その文面を思い出しました。本書を…

イタロ・カルヴィーノ「不在の騎士」

最近何か物足りないと思っていたら、気づけば奇書エントリーが一ヶ月もないじゃありませんか!一応、奇書サイトを目指していたのに……というわけで、変わった本といったらこの人、カルヴィーノ。ウリポにも参加し、言語遊戯的作品も数多く書いているが、本書…

茂木健一郎「脳と創造性」

脳科学者という立場から、創造性というこれまで分析的に語られてこなかった領域に迫る一冊。講演を全部聴いた立場から言うと、東京芸大での美術解剖学の講義でやってきたことがベースとなっているようだ。文脈主義とクオリア原理主義、セレンディピティ、偶…

リチャード・E・シトーウィック「共感覚者の驚くべき日常」

たしか二年ほど前に話題になった本と記憶している。 いまさらながらに脳ブームが到来で、脳の本が面白いよ、面白くてたまらないよ、という感じ。中毒です。本書を手に取ったのは、V・S・ラマチャンドラン「脳のなかの幽霊、ふたたび」 - モナドの方へで、…

真空嫌悪

一日書き漏らしていた。 なんとなくカレンダーに空きがあると不安なので埋めておく。建石修志の絵が届いたので報告したいのだが、写真がうまく撮れなくて苦労している。ピントの合わせ方がわかりませーん。

種村季弘「断片からの世界」

銀座で行われた「〈種村季弘 断面からの世界〉展」に行けなかったので、本書を読んでストレス発散。 鬼籍に入ってしまわれた後にまとめられたもので、基本的に単行本未収録の美術原稿を納めている。おおざっぱに章ごとの分類を解説すると、 マニエリスム 海…