新世界「鏡の国のアリス」
とりあえず、説明は以下のページから、ジャケとタイトルを見、そして試聴していただきたい。
→http://www.fragileonline.com/
下田祐(g,b,Mellotron,Minimoog)の「新世界」プロジェクト第2弾!
杉並児童合唱団、後藤マスヒロ(Dr,元人間椅子、Gerald)、壷井彰久(Vln.KBB) 、鈴木和美(Fl.内核の波)、生方則考(Kbd)、川上博道(Yodel)らをむかえ「鏡の国のアリス」を主題によりマニアックなProgワールドを展開。KC、U.K. 果てはKensoや J.A.シーザーまでオマージュの快作!
とまあ、あからさまにマニアックな内容。ゲスト演奏陣や使用楽器も豪華、これ以上の単語が見当たらない程、豪華。ジャケも可愛らしいんだかなんなんだか。
個人的には、こういうの大好きですよ。発売時に気づかなかったことに大後悔。
それでは気になった曲をいくつか。
怪獣ジャバウォッキー
J.A.シーザー「When Where Who Which」へのオマージュ。ただし、合唱が杉並児童合唱団ということもあって「Wの予言」ではない。
「とても恐ろしいキバ」のフレーズにシーザーへの愛を感じた。
しかしよく考えると「絶対進化革命前夜」のシーザーなので、むしろアレンジ的には光宗信吉リスペクトってことになるような気もする。
大好きFOCUS
みんなも好きだろ?「悪魔の呪文」。
この曲のためだけにプロ・ヨーデル歌手を招聘したこだわりように脱帽。
ハマタイ
hamataiとはコバイア語で「こんにちは」の意味。それ以外の単語はコバイア星人じゃないのでわかりません。
ぽんぽんぽぴろん〜と萌えたぎるマグマが噴出する。こんな「まぐまっ娘」だったらフルアルバムで聞いても良いなあ。
とまあ、とにかく細部にわたってマニアックな引用に満ちたアルバム。ついつい聞き込んでしまうこと必至である。
また帯の裏にあるマンガ「鏡の国のアリス ジャケット撮影の裏側」や、CDエクストラに収録されている解説pdf、楽譜pdfも見逃さないように。特に解説pdfはブックレット以上の細かい内容や、参考にしたアルバム50枚なども載っているので必見だ。
Alice Through the Looking Glass [鏡の国のアリス]posted with amazlet on 07.01.15