川崎敏和「バラと折り紙と数学と」
「ビバ!おりがみ」シリーズで「川崎ローズ」を知ったのは、もう遥か昔。衝動的に亜種が知りたくなったので、本書を手に取った。
読んでわかったんだけど、自分が「川崎ローズ」だと思ってたのは、実はその改良版である「折りばら」だった。(下記リンク参照)
本書には載っている簡易版である「バラのつぼみ」と本家「川崎ローズ」の折り方が丁寧に紹介されている。
「川崎ローズ」は、小学校で入院していたクラスメイトのために千羽鶴を折って以来折り紙に触ってない、という人には大変ハードな代物だが、本書を頭から読んでいくつか簡単なので肩慣らしをすれば、折れるようになる、はず。少なくとも「バラのつぼみ」は割合楽です。
同一の大きさの紙で折ると「川崎ローズ」が一番大きく、ふんわりと優美な姿になる。その苦労の甲斐はあるだろう。
後半では折り紙幾何学の話もでてくる。
リンク
この折り図だけで折れるレベルの人は、「川崎ローズ」くらいは知ってるよな。
本書ではもう少し丁寧に解説されてます。
→http://dev.origami.com/diagram_load.cfm?pdfname=rose_new.pdf
「川崎ローズ」の改良版「折りばら」。折りやすい割には、非常に美しい造形に仕上がる。
頑張れば誰でも折れると思うので、挑戦してみてほしい。
→http://www.fukuyama-th.hiroshima-c.ed.jp/oribara/
余談
ちなみに「折りばら」は暗記している。
余談2
「ビバ!おりがみ」シリーズってプレミア付いてるんだ……どれもこれも3万前後で取引されてるよ。