2005-08-11 本物十ヶ条 書物 読書における本物を考えてみた。 本物は「神曲」を読んでいる 本物は「失われた時を求めて」を読んでいる 本物はミルトンの「失楽園」を読んでいるが、渡辺淳一の「失楽園」は読んでいない 本物はボルヘスの価値がわかっている 本物は詩を原書で読む 本物は「フィネガンズ・ウェイク」の凄さを知っている 本物は西洋かぶれに見せかけておいて、実は国粋主義者だ 本物は文学理論をとりあえず知っている 本物は岩波文庫の復刻版(要するに旧漢字旧仮名遣い)がすらすら読める 本物は芥川賞にあまり興味がない 自分は本物じゃないなあ。