「ニッポン・ヴンダーカマー 荒俣宏の驚異宝物館」
群馬県立自然史博物館にて荒俣宏プロデュースの博物展を見てきた。
バロック時代の貴族達が、とにかく人を驚かすためだけに珍奇な物を蒐集したのがヴンダーカマーである。特にルドルフ二世なんかは画家や学者、錬金術師を集めて国家レベルでやっていたりする。
もちろん今で言うところの科学に即したものではまったくない、驚異重視、驚異重視だ!
要するにリンネ以前の分類学に束縛されない自由な陳列、いまだったら現代アートに属しちゃうんだろうけど、それを博物学と言い切るのがイキというものである。
いやに雑然としているのは逆に好感が持てたものの、思ったより点数がなかったのが残念。鼻行類の標本ぐらいは用意しておいて欲しかったなあ。
とはいえヴンダーカマー・博物学の部屋が一番面白かったです。
でも、一番驚いたのは、4・5歳くらいの女の子が博物館の中庭でプリキュア*1の格好ではしゃいでいたこと!おいおい標本にされちゃうぞ、と思いました。
鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活posted with amazlet on 05.11.06
……来週には荒俣宏による企画展記念講演が……行く日を間違った。
外部リンク
教授になってたんですね。
→http://www.wunderkammer.nua.jp
ブログやってたんですね。
→http://blogs.yahoo.co.jp/aramata_hiroshi
*1:黒い方