選挙
選挙に行った後は、トゥランガリラ交響曲とKing Crimsonを聞きながらナボコフの「青白い炎」を読んでました。
今は選挙速報を眺めながら、だらだらしてます。
……今日の日経で池内紀が宮田光雄「ナチ・ドイツと言語」の論評、その文面を思い出しました。本書を引用しつつ、こう書いています。
大衆の「情緒的な感受性」にこたえるのは何が一番効果的か?
「論点を黒白図式で《単純化》して示すこと、それを《くり返し》訴えつづけること、断固とした口調で大胆に《断定化》すること……」
ヒトラー自身が政治的宣伝の基本原理として公表したことであって、ナチス・ドイツの十五年間を通してつづけられた。
論評のタイトルは「単純化」「断定化」の政治効果でした。
ナチ・ドイツと言語―ヒトラー演説から民衆の悪夢までposted with amazlet at 05.09.11