2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

帰省します

新しいメガネができるまで近くの物が見えず、仕事も読書もできないので、さっさと帰省します。 今年のGWはDVD見まくろう。

ヴァニラ画廊「駕籠真太郎の世界展 不衛生博覧会」

手術の定期検診のついでに駕籠真太郎の個展へ。明らかに「ついで」で行くところじゃないけど。 奇才、駕籠先生の立体造形やら、原画やら、おもちゃやら……正直、ちょっと筆舌するにためらわれるものが盛りだくさん。六識転想アタラクシアの遠目塚先生の原画を…

「男同士の絆」「バベルの図書館」

ホテルのそばにあった古本屋で「男同士の絆」「バベルの図書館」を購入。「バベルの図書館」は以前に図書館から借りて読んだんだけれども、徐冰の新英文法入門の資料を手元に置いておきたかったので。 男同士の絆―イギリス文学とホモソーシャルな欲望posted …

手術してきました

手術してきました。経過は順調とのことです。 おかげさまで右目の視力が1.5まで回復。小学生の頃の視力に戻りました。 調整可能な眼内レンズなので遠〜中距離までは、かなりはっきり見えます。 60cm以内の近距離になると、焦点があわなくなる感じです。 白内…

手術してきます

それでは白内障の手術に行ってきます。

「四十日と四十夜のメルヘン」「ミクロコスモグラフィア」

なにかと凄いという噂の「四十日と四十夜のメルヘン」と、パッと見て凄い「ミクロコスモグラフィア」が届く。 なんか最近、買いまくってるけど、読む速度が全然追いついてない。 四十日と四十夜のメルヘンposted with amazlet on 06.04.21青木淳悟 新潮社 (2…

シュテファン・ツヴァイク「ツヴァイク全集」

山口昌男がたしか「病の宇宙誌」でツヴァイクの「アモク」と「チェスの話」の粗筋を紹介していて、それがあまりに面白そうだったので頭の片隅にメモっておいたのが二年前くらい。ようやく全集を二冊借りてきて、「アモク」「目に見えないコレクション」「書…

吉屋信子「黒薔薇」

吉屋信子「黒薔薇」が届く。「くろばら」じゃなくて「くろしょうび」。 なにより装丁が素晴らしすぎます。 黒薔薇posted with amazlet on 06.04.18吉屋信子 河出書房新社 (2006/02/17)ISBN:4309017487Amazon.co.jp で詳細を見る

東京都美術館「プラド美術館展」

ティツィアーノ、エル・グレコ、ルーベンス、ベラスケス、ムリーリョ、ゴヤ……と豪華な布陣でお出迎え。 お目当てはやっぱりベラスケスです。荒木飛呂彦がもっとも尊敬する画家、ベラスケスです。洋画のメッカとでもいうべきスペインの絵画が山のように見られ…

ラース・フォン・トリアー「マンダレイ」

家の中が丸見え、床に描かれた白線が壁を表し、すべてが見通せる劇場のような舞台セットで衝撃を与えたドッグヴィル。その続編がマンダレイである。 →manderlay水漏れ修理ドッグヴィルの手法はしっかりと受け継ぎながらも、主人公のグレースはニコール・キッ…

「モナドロジーの美学」「死父」

久しぶりにお茶の水に行ってので、Shibuya.jsが始まるまで古本屋巡りして以下二冊を購入。 特に高くて躊躇していた「モナドロジーの美学」が買えたのはラッキー。 モナドロジーの美学―ライプニッツ・西田幾多郎・アランposted with amazlet on 06.04.16米山 …

Shibuya.js Techtalks #1

お茶の水なのにShibuya.jsへ行ってきました。 真面目なレポートは他の人にまかせるとして、メモをば。 隣の隣が小飼弾さんでした(ドクターペッパー飲んでた) 開場のいたるところに中の人が…… Haskellのモナドは何かの略で、ライプニッツのモナドとは関係な…

三原弟平「カフカ『断食芸人』“わたし”のこと」

なんだかんだ大好きな「理想の教室」シリーズ。テーマはカフカ、しかもメジャーどこではなく「断食芸人」である。 その昔、やっぱカフカぐらい読んどかないと、と思って岩波文庫の「変身」を読んだとき、むしろ一緒に載っていた「断食芸人」の方に衝撃を受け…

ベンジャミン・リベット「マインドタイム」

この本の主旨は意識と時間に関する現象を解明することにある。 気づき(アウェアネス)、つまり意識にのぼるということが一体どういうことなのかを、認知に関する時間の問題を軸に検証してゆく。本書で提示される実験は以下のようなものだ。 0.5秒以上続かな…

黒沢清「LOFT」

高崎映画祭にて黒沢清の最新作「LOFT」を鑑賞。 なんと日本初公開であり、海外の映画祭などでもほとんど上映していないので、実質初お披露目とのことである。LOFTのテーマのひとつはトップランナーで語っていたミイラである。沼から発見されたミイラ、スラン…

三浦俊彦「論理パラドクス」

映画祭の帰りにブックオフにて三浦俊彦「論理パラドクス」を購入。こういう本はやっぱ手元にないと。 論理パラドクス―論証力を磨く99問posted with amazlet on 06.04.10三浦俊彦 二見書房 (2002/10)ISBN:4576021664Amazon.co.jp で詳細を見る

塚本晋也「HAZE」

高崎映画祭にて塚本晋也の「HAZE」を鑑賞。 塚本晋也には、中学の頃に「鉄男」「鉄男2」を見て以来、計り知れない影響を受けている。男が目を覚ますと、そこは身動きすらできないコンクリートの密室。というシチュエーションで、カフカの「流刑地にて」の拷…

今野緒雪「マリア様がみてる―くもりガラスの向こう側」

この巻を飛ばしても何の問題もないくらい、何か進展があるわけではない。 それでも、ちゃんと読める。楽しめる。百人一首や人間双六というきな臭い遊戯に興じたりと、小ネタ満載だ。引き延ばしだと断じる人もいるようだが、大体こんな巻なんか読まなくてもい…

「水声通信 no.6(2006年4月号) 特集ジョルジュ・ペレック」

キタコレ。ついに来た。ジョルジュ・ペレック特集ですよ。 これを買わなきゃ何を買うってなもんですよ。ペレックといえば、ポテンシャル文学工房ウリポの代表選手である。 代表作はフランス語にもかかわらずEを一回も使わない長編小説「失踪」(当然未訳)。…

R・A・ラファティ「宇宙舟歌」

えー、始めてラファティを読みました。 なんなんですか、これは! 悪ふざけもいい加減にしなさい!(笑)ホメロスのオデュッセイアを下敷きにした未曾有のスケールで描かれた宇宙冒険譚。同じくオデュセイアをモチーフとしているジョイスのユリシーズとはあ…

篠沢秀夫「文体学原理」

クイズダービーでおなじみ篠沢教授による理論研究書。 というかクイズダービーほとんど見てないので、個人的にはおなじみでも何でもなかったたりするのだが、文体学という言葉が気になって中古で購入していたもの。今は「文体学の基礎」という増補改訂版がで…