2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ジョン・サール「マインド―心の哲学」

概要 マリみての新作が出るので「マインド―心の哲学」が届きました。 詳細 マリみての新作「くもりガラスの向こう側」が月末に発売されるわけですが、あいかわらず¥440という良心的な値段なわけですよ。典型的なAmazon中毒なので、このシーズンになると残り…

小林泰三「脳髄工場」

グロテスクでハード、ホラーにしてミステリな小林泰三の短編集。 今回はtaipeimonochromeさんを参考にしたというわけではなく、小林泰三は全部読んでいるのです。(謎のイイワケ)小林泰三といえば、やたらと論理的思考をする登場人物に対して、不条理なまで…

Shibuya.js Technical Talk #1

→http://shibuyajs.org/articles/2006/03/27/shibuya-js-technical-talk-1 とりあえず申し込みました。 ついでに「立喰師列伝」でも見てくるかな。

巖谷國士「ヨーロッパの不思議な町」

シュルレアリスム研究で知られる仏文学者、巖谷國士のヨーロッパ旅行記。 四方田犬彦が解説で書いている通り、澁澤龍彦の「ヨーロッパの乳房」と比較すると、同じ畑でありながらも、その違いが歴然としている。 澁澤龍彦がヨーロッパを世界書物の1ページと…

道尾秀介「向日葵の咲かない夏」

最近、ミステリをチェックするのが億劫になってきている。そんなわけでtaipeimonochromeさんに頼り切り。紹介されている中で、不條理から論理へ、というキャプションで紹介されていた「向日葵の咲かない夏」というのが気になったので読んでみたところ、大当…

港千尋「記憶―「創造」と「想起」の力」

驚くべき本だ。 エミール・ゼキやエーデルマンが出てきたかと思いきや、フランセス・イエイツやマリオ・プラーツまでもが登場しちゃうのだ。神経ダーウィニズムと世界劇場。キタコレ。というわけで「記憶? 最近流行の脳を鍛えるような話かな」なんて思って…

アミダヴ・ゴーシュ「カルカッタ染色体」

近未来のニューヨーク。国際水利委員会の目録整理をおこなうアンタールのモニターに現れた古ぼけたIDカード。それは、カルカッタで消息を絶ったかつての同僚ムルガンのものだった。端末でムルガンの足跡を追い、その再現を試みるアンタール。ムルガンがカル…

特に今日は

rubycoさんは完璧に萌えキャラだなあ。 擬人化(というか二次元化?)の日も近いか。

阿部謹也「中世の窓から」

日本の、そして現在の常識からは想像も付かないような中世の日常が描かれている。とりあげられるテーマは中世における、貨幣、靴、衣服、祭り、子供の遊び、ユダヤ人……とさまざまだ。たとえば貨幣が呪術的な価値を持っていたために、現在のような流通のしか…

マイケル・マーシャル・スミス「みんな行ってしまう」

SFホラー短編集。 解説で指摘されているように前半が冗長、後半は急展開というパターンが多く、入り込むのにちょっと苦労するかも知れない。 ホラーっぽい感じの作品が多い中、「ダイエット地獄」みたいな軽いノリも面白い。タイムマシンをたったの3行で作…

railsのバズワード

railsに詳しくなりたいなら、やみくもにググるよりは、案外「舞波乙」でググる方が効率がよかったりして。→google:舞波乙ああ、ActiveRecordの知識に正比例してBerryz工房の知識が増えてゆくよ……舞波乙!

水鏡「水鏡」

和プログレです。 HMVで買おうと思ったら、取り寄せ不可と言われてしまったので、教えていただいた →MusicTerm:プログレやJazz、フュージョンなどを中心としたCD・チケット販売サイト で、買いました。なんと、全品、送料無料!そういうわけで届きました…

レヴィ=ストロース「レヴィ=ストロース講義」

時々、思い起こすことがある「まだレヴィ=ストロースって生きてるの?」ということだ。答え「まだ生きている」。 この本は改訂版だが、平凡社ライブラリー版に寄せてという序文を載せている。このとき2005年、93歳。 いまだに現役というんだから、長く生き…

飛浩隆「象られた力」

Amazonのおすすめ商品でずっと1位だったので、いっちょだまされてみるかと購入。確かに、色々と賞を取っているのはだてじゃなかった。 ただ面白いだとかいうより、日本にもこういう書き手がいたのかと感心した。いわゆるイーガンのように、非常に抽象的なレ…

Ali Project「Deja Vu」

いまや入手困難となってしまった初期楽曲を集めたベスト盤。 前のベスト盤が、見知っているはずなのに始めて見た感じ「Jamais Vu」=未視感。今回は、初めて見たはずなのに見知っている感じ「Deja Vu」=既視感。と対をなしているのが素敵だ。 収録曲が含ま…

種村季弘「澁澤さん家で午後五時にお茶を」

もっとも的確に澁澤龍彦を評価できるであろう種村季弘による、澁澤龍彦の著作評論と評伝集。 澁澤龍彦という人物をさまざまな角度から、まさに種村流の万華鏡的視点から捉えていて、含蓄があるだけでなく、愉快である。また出棺の辞にあたってはプリニウスを…

「宇宙舟歌」「スイユ」

本が2冊届いた。まずはラファティ「宇宙舟歌」。 装丁が汚れてる!と思ったらデザインでした。 これで未来の文学シリーズ第一期はコンプリート。 宇宙舟歌posted with amazlet on 06.03.06R.A. ラファティ R.A. Lafferty 柳下毅一郎 国書刊行会 (2005/10)IS…

宮島達男展 「FRAGILE」

原美術館にあった作品が綺麗だったので、ちょっと見てみるかと、足を伸ばす。会場は、谷中SCAI THE BATHHOUSE。上野から歩いていったら、なにげに遠い。 バウハウスかと勘違いしていたら、バスハウス=銭湯だった。建物も変で良い。発光ダイオードのカウンタ…

「interpose+」

新宿のディスクユニオンプログレ館にてinterpose+のアルバムを購入。 「水鏡」のCDを買おうと思ったのに売ってませんでした。Amazonで買えないCDを買うのは大変だ。 それにしても、何を聞いても即座に答えてくれるプログレ館の店員はスゴイ。

エコール・ド・シモン人形展

新宿の紀伊国屋で開催されているエコール・ド・シモン人形展へ。 人形というのは、他の美術作品よりも個性が出やすいのだろうか、本当に十人十色。先生も同じで、どれも基本的には球体関節だというのに、これほど違いがあるのは驚きだ。 なので、個々の人形…

「ひいなのユメ」

洗足池を望みながらギャラリー・ラ・ボルメにて開催されている人形展へ。 金子國義などがたくさん飾ってあったり、人形やアンティークの本がうずたかく並べられていたりと、とてもよい雰囲気。あまりにも可愛らしかったので、リリィを買ってきました。ふわふ…

Rails本届く

Amazonから「RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発」が届きました。 パラパラ見た感じ、やっぱりActiveRecordまわりが面白そう。 とりあえず一度目を通してから実践してみたいと思ってます。 Railsでの開発の常ですが、最も簡単な方法は、まず基本…