2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

茂木健一郎「プロセス・アイ」

クオリアで有名な脳科学者による処女小説。 ジャンル的には一応、近未来SFということになるかと思われる。さすがに数多くの著作をものしているだけあって、文章自体は読みやすくわかりやすいのだが、小説は書き慣れていないためか展開を読み取ってゆくのが…

原美術館「オラファー・エリアソン 影の光」

実はよく知らないアーティストなのだが、面白そうだなというのと、一度、原美術館へ行ってみたかったというのもあってGO。 光を使ったインスタレーション、部屋丸ごとアート空間になっている作品が体験できる。非常に気に入ったのが、単色光の部屋。この部…

「ホテル・ルワンダ」

ルワンダで起きたジェノサイド事件をテーマにした映画。 思ったより金がかかっていてエキストラも多い。そのほとんどが難民と死体である。ルワンダのジェノサイドでは100万を超える人々が虐殺された。いくら大がかりの映画でも100万人の死は扱えない。そこで…

「鱈の皮下脂肪撲滅同盟」「紅薔薇刑」

わけあって東京に行ってきました。 新宿プログレ館にてジャケ買い2点。 Rybi Tukposted with amazlet on 06.01.30Uz Jsme Doma Nrw ASIN:B0001UQV5CAmazon.co.jp で詳細を見る なんてったってタイトルが「鱈の皮下脂肪撲滅同盟」ですよ。 もう買わずにはい…

中野美代子「中国人の思考様式」

西遊記個人全訳という偉業をなしとげた中野美代子の中国文化論。 タイトルはちょっとアレで、実際には中国文学論になっている。なので「小説の世界から」というサブタイトルの方が重要なわけ。西洋文化にも造形が深いことでも有名な著者ならではの、東西織り…

ピンクのフラミンゴ

日経新聞を読んで知ったのですが、東急ハンズオリジナルブランドができたそうです。20歳前後の女性をメインターゲットにしているそうで、ブランド名は「気まぐれデイジーのお気に入り」。 →http://www.tokyu-hands.co.jp/news0601.htmブランドキャラクターは…

坂崎乙郎「終末と幻想」

ピカソ、キリコなどのメジャーどころからヴンダーリッヒ、池田淑人などマイナーどころまで、幻想絵画ならこの人という美術評論家、坂崎乙郎のエッセー集。 毒を含まぬ批評ほどつまらぬものはないをモットーに、幻想芸術を極めて観念的な次元から捉えているの…

ネタをやるなら真剣に

たまには奇書エントリーやっとかないと忘れてしまいそうなので……現実に起こったことを、本に書く、写真に撮る、ビデオに収める、それらメディアに写像する行為があたりまえのように行われている。我々はそれらを見てそれを真実だと思っている。これは嘘だろ…

宇能鴻一郎「べろべろの、母ちゃんは……」

純文学から官能小説まで、芥川賞までとっている異色の作家宇能鴻一郎のなかでも更に異色の短編集。「ふしぎ文学館」本当に不思議である。タイトルからしてキテるわけだが、内容は更にキテる。とにかく変態。変態のオンパレード。お腹一杯です。 でも官能小説…

原研哉「デザインのデザイン」

原研哉×茂木健一郎「脳とデザイン」を聞いて、 Ex-formationや未知化などさまざまな概念に目から鱗だったので、これは著作を読まねばと思って手に取った。mp3の音源は以下のURLから →http://www.qualia-manifesto.com/kenmogi.html とにかく凄い本だ。タイト…

シオドア・スタージョン「ヴィーナス・プラスX」

なにげに買い揃えている「未来の文学」シリーズの一冊。5冊だから楽ちんだと思っていたら、第二弾が企画されて嬉しい悲鳴をあげている人も少なくないだろう。実はスタージョンは「人間以上」しか読んだことがなく、「人間以上」を読んだときはそれほどピン…

ロラン・バルト「神話作用」

構造主義の一翼を担ったロラン・バルトの代表作。クイズダービーでおなじみの篠沢秀夫訳を古本で仕入れたところ、著作集がでてしまったという悲しいエピソード付きである。篠沢秀夫訳は抄訳なので、これから読む人は著作集を読んでいただきたい。本書での神…

蘭郁二郎「怪奇探偵小説名作選〈7〉蘭郁二郎集―魔像」

前半はエログロ、後半はとんでもSF、そしてどの作品でも変態が大活躍という蘭郁二郎の傑作選。 粗筋は下記のページを参照のこと。 →taipeimonochrome ミステリっぽい本とプログレっぽい音樂 » 怪奇探偵小説名作選〈7〉蘭郁二郎集―魔像 / 蘭 郁二郎実はここ…

ECナビリスト

なんか面白そうなので、仕事そっちのけでリストを作ってしまいました。 →http://list.ecnavi.jp/ まだまだ機能不足という感じですが、細かいところは今後に期待。私が作ったリスト。 →http://list.ecnavi.jp/user/leibniz 以下のような方針で本を追加してま…

5日ぶりに……

ようやく浴室の水がでました。 どんだけ凍ってたんだ。

四方田犬彦「白土三平論」

いつものように図書館に行った際、返却コーナーで見つけ衝動借りした本。 思えば子供の頃、まわりの同級生が「ペガサス流星拳」を真似ているなか、一人「変移抜刀霞斬り」を覚えていたものである。さすがに著者の四方田犬彦みたく「微塵隠れの術」は真似しま…

年末年始ダイジェスト

実家でひたすらだらけてました。そんな年末年始の復習をば。巌窟王の鑑賞「メルセデスってなんでこんな若いの?」「声が井上喜久子だから」というやりとり。白土三平の復習。風魔や忍法秘話あたりを読み直す。アカギとヨン様は同じ声。ウラベとモルダーも同…

水玉潰し

忙しいのにはまる。 →水玉潰し 旧作品No.22468 | pya! (ネタサイト) コツがわかり、25クリアまでいった。

ようやく再開

実家から帰ってきたら、わが家がホワイトアルバムに襲われてました。 水回りが全部凍結。解凍に半日以上かかってもうへとへとです。 実はまだ浴室の水がでません。(お湯はでるけど)家が稼働したら、次はBloglinesチェック。 一週間放置すると、まる1日か…