2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧
同じ言葉を何回も繰り返し呟いていると、だんだん訳が分からなくなってくる。 サミュエル・ベケットの小説を読んでいると、まるで同じ現象が脳の中で起こるようだ。 ベケットの文章は、短く、平易だ。スコープを絞っている限りは、とても読みやすい。だが一…
「精神/身体」のデカルト的二元論の新しい形として登場した「電脳/サイボーグ」の対立、そして人間精神の脱出速度(エスケープ・ヴェロシティ)を測ることをテーマとした評論。 扱うジャンルも「パフォーマンスアート」から「独身者の機械」までと幅広い。…
今「エスケープ・ヴェロシティ」を読んでいるのだが、はてなと思ったことがあったのでメモ。 パフォーマンス・アートとして供される肉体、改造される身体、といった文脈の中でフーコーへの言及があった。明らかにミシェル・フーコーのことなのだが、ここの訳…
コレクション100「ハッカーと画家」がちょっと浮いているので、他のバベルはどうだろうかと思案中。 ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たちposted with amazlet at 05.06.27Paul Graham 川合 史朗 オーム社 (2005/01)ISBN:4274065979Amazon.co.jp で…
WindowsXPのCMが妙に腹立たしいのはなぜなんだろう?
数年前のある日、突然、哲学をやろう!となぜか思い立った。 学校ではデカルト止まりだったものだから近代哲学はさっぱり。とりあえずニーチェでも読んでおけば良いんじゃないの?という安直な気分でツァラトゥストラを買ってきた。(いま思えば、それくらい…
アプサント酒によってシュールレアリストなジャリの代表作。 横文字を並べて、スラップスティック・パタフィジック・コメディとでも表現するほかはない戯曲。特に筋があるわけでなく、ひたすらダジャレ、暴力、下ネタ、パロディーのオンパレード。人形劇バー…
さっそく、以下の条件でコレクションを作ってみた。 読んだ本 美しい装丁 ジャスト100冊 コレクション100 マイナーな本ばかり読んでいるので、画像がなさすぎ。 作るのに3時間もかかっちゃったよ。 追記 すみませんフィネガンズ・ウェイクまだ読んでません…
某所から手紙が届きました。三輪眞弘のMD付き。 全文を載せたいところなのですが、プライバシー的にアレなので、要約を載せたいと思います。 「戦争と万博」の話題 アニメは週一ぐらいで見るのが一番丁度良い ハードゲイは、ワッキーより面白い リチャード…
ボキャブラリ解析ツールを使って、数年前からつけている読書リストを解析してみた。 読んだ書籍量は千冊強。 誰の本をどれだけ読んでいるかがわかるわけだが……ベスト5のランキングをば。 国内編 1位 21冊 高山宏*1 予想通り、全著作読んでいるので、当然と…
待ちに待ったAli Projectの新譜Dilettanteがようやく届く。 とりあえずゆっくり聞いているところですが、たまりません。 Dilettanteposted with amazlet at 05.06.22ALI PROJECT 徳間ジャパンコミュニケーションズ (2005/06/22)asin:B0009I8TU6Amazon.co.jp …
http://www.leibniz.co.jp/~monado/js/analyze.html 技術的にはたいしたこと無いので、むしろ使用者が利用法を考えなきゃならないだろう。 たとえば、 小説を解析させて 読まずとも主人公が誰かわかる 読まずともおおよそのジャンルがわかる 自分の文章を解…
なんで「ボキャブラリ解析ツール」を作ったのか…… 頭の片隅にあったのは、筒井康隆の「残像に口紅を」だったと思う。 西洋には伝統的に最も使用頻度の高いeを使用せずに詩や散文を書く、リポグラムという手法があるが、それの日本語版、それもとびきり高度な…
できるだけ毎日書くために、特にネタがない日は奇書について書くことにする。 自分なり奇書を定義してみると、読んでいて思わず、 「逸脱してやがる」*1 と叫びたくなる本、とでもなりましょうか。 *1:福本伸行「無頼伝 涯」ISBN:4063128644
と、このエントリーを書いてる先からこんなもんが。 http://la.ma.la/misc/aws/demo.html アフェリエイトにも対応しているあたりが心憎い。 実際は、JavaScriptだけで動いてるなどと言っても、一般大多数にとってはどうでもいいことなので、 (中略) まあ技…
JavaScriptの勉強を兼ねて、こんなものを作ってみた。 http://www.leibniz.co.jp/~monado/js/analyze.html たいしたことはしてくれないが、何となく面白いかも。http://ma.la/mitsuana/を大いに参考にした。 mala氏に感謝。 機能 語彙のリストアップ 語での…
残酷な描写が賛否両論ということらしい。 でも、エログロ表現はソドムの百二十日を読んだ後ではもうおなか一杯。 ほとんど不感症になってたりするので、そのあたりはほのぼのと読めた。 予型論的展開と小気味良い文章は読ませるけど、結局、普遍的な十代のク…
とりあえず負けてみた。 http://la.ma.la/blog/思い立ったが吉日。 (いろんな意味で)できるだけ遠くに行こうと思う。
西垣通が参考文献としてあげていたので読んでみた。 JavaScriptをいじりながら読んでいたので、半分も内容を理解していなかったりするが、人間と空間の関係性を分析した好著。 生きものの迷路―空間 行動のマチエールposted with amazlet at 05.06.18アブラア…