E・A・ポオ「ポオ評論集」

『ポオ詩と詩論』は読んでいたのだけれども、白鯨の新訳などで有名な八木敏雄が訳したと聞いて、復習がてらに「詩作の哲学」「詩の原理」を再読した。

内容はアルス・ポエティカ(E・A・ポオ「詩と詩論」) - モナドの方へで書いた通り。
おそらくは後からでっち上げた作詩術なんだろうけれども。文体も新たになり、謎を解き明かす探偵の語りのようで、何度読んでも面白い。解説も資料的価値が高い内容になっている。

ポオ二百周年ということで、他にも新訳が増えている。新しい文体のポオに挑戦するよい機会だ。