「第五回 monado nite」

いつも通りレジュメ作成が全然間に合わなかったので、9割方アドリブになってしまいました。なので結構gdgdな感じだったけど、いつも通り6時間喋ってしまった。本当は4時間くらいの予定だったのに。
もうちょっと分かりやすく話せたら良かったんだけど、批評理論の話をかみ砕くのは難しいです。
あと後半、酒を呑みすぎて大変なことになっていますね。反省。

前半の批評編のまとめとしては、さまざまな批評理論があるけれども、結局は独りの批評家を信頼するところがどうしてもある。である以上、作品を批評するときには、いまわの際に立っていることを想定し自らの存在を賭けて批評して欲しい。社会的な背景から相対的な観点で、どうでもいい小説(ケータイ小説とかね)を適当に擁護するとかやめましょうよ、ということで。

後半の実験文学編のまとめとしては、長大な実験小説や、すべてを尽くそうとするoulipoの実験はひとつの百科全書を顕現させようとしている。ゆえに小説家は百科全書に憧れる。という結論に。

また今回、話しきれなかった部分というのが、テクストを読解するための前提みたい話で、そのあたりミステリ論なども混ぜ合わせる形で次回(かどうかはわからないけど)に話してみたいなと思ってます。
というわけで「書かれなかったテクストについて」というテーマで、いずれまた。

追記

@tyoroがまとめてくれました。サンクス!
本のリストを眺めていただければ、それとなく内容がわかるとは思います。
第5回monado niteで出た本 - tyoro.txt