スティーヴ・ライヒ「ライヒ:ベスト」

図書館でスティーヴ・ライヒのTriple Quartetを借りてきたら、ことのほか良かったので、手始めにAmazonからライヒ:ベストを購入。
クロノス・クァルテットによるディファレント・トレインズが特に素晴らしい。汽車のうなりが弦楽器と見事に融合してゆく。もうひとつ挙げるなら三菱ギャランのCMに使われた「砂漠の音楽」か。圧倒的な音の迫り来る感じがたまらない。

ライヒはクラブミュージックに影響を与えただけあって、現代音楽特有の難解さはない。ミニマルといっても単なる反復でなく、絶妙にズレてゆく感じで、それが快楽的なわけ。爆音で聞くと、もう最高。
現代音楽を敬遠してる人にも安心して勧められる一枚である。

こだわりを感じるライナーノーツも読み応えあり。

余談

現代音楽の知識がないため、購入する際に色々試聴して回った。
でも現代音楽は1分試聴したところで全然わからないんですけど!

ジョン・ケージの4分33秒を試聴する
……どうしろと言う感じ