2008-08-28から1日間の記事一覧

ジョン・バース「旅路の果て」

――ある意味で、ぼく、ジェイコブ・ホーナーだ。 こんな痺れる一節で始まる、アメリカ・ポストモダン文学の名作。文体の格好良さは訳者によるところも大きいのかもしれないが、やはりポストモダンらしいひねくれた鋭さを持っている。内容は個人的にそんなに好…